オーストリアから韓国人の友人が出張で来ていて便乗した。
マンションが現在外壁高圧洗浄中ゆえ、音がするのでちょうどいいタイミング。
ひとつめのホテルは幕張のマンハッタン。20年前の最先端感で気分が上がる。
アール・デコを模した内装は、ヨーロッパ風味なのに昭和の香り。窓からの眺めが素晴らしい。
スタッフは親切だし、居心地のいいラウンジがある。
近くにはモールがあり、免税でいろいろ買えたり(友人が)まるで海外旅行。
幕張にまるで用事はないが、なんでもなく泊まりたい。
朝食はビュッフェ。
汐留に移動し、浜離宮で昼寝したり、友人がドラッグストアで太田胃散やサロンパスや虫刺されパッチを免税で買ったり。あとめぐりズムとか象印のマグボトルが人気。タイガーじゃダメみたい。
クロークにルイヴィトンモノグラムのぎっしりついたジャージが吊るしてあって、どんだけ出世したんだとビビったが、友人のお母さんが東大門あたりで買ってきたパチモンらしかった。
今日のよるごはんは新橋だからガード下なのかな…と思って連れて行ったが、うるさいのがあまり好みではなかったようで(わたしも好きじゃないけど)「次はイタリアンに行きましょう。」と言われてしまった…相手の好みを考えるの重要。
ランチで行った「えん」は眺めもいいし内装も食事も気に入ったみたい。これはフィンランド時代の彼女の友人も加わりその彼女のチョイス。
出張のホテル費は200ユーロ前後の宿を自分で選ぶらしい。
幕張のマンハッタンは150ユーロ、汐留のロイヤルパークホテルは一泊200ユーロ。
汐留は5000円くらい高いけど、部屋の広さは幕張の半分。
都心の宿泊費というのは高いんだな。
全て奢られてさらにその上、汐留の朝食ビュッフェは、私がいただいた。
そして友人は食べずに空港へ…あとわたしのバッグにたくさんのホテルアメニティが詰め込まれ。これでしばらく旅行には困らない。
彼女は思い切った行動をするが、性格はマイルドで淡々と計画的。彼女が自分の専門の部門がある会社に直接応募し、縁もゆかりもない、ドイツ語もできないが、オーストリアに行き自分の家族を養う。
友人はなんでこういう仕上がりになったのかと聞いた。
高校時代から家を出て独立しているからじゃないかとの答え。(一日18時間勉強してたという地獄の高校時代の話を昔聞いたことが)
一方旦那さんはそれまで韓国から出たことがなく、編み物が好きで消極的な専業主夫。全く対照的。
「ダンナはご飯を作って美味しいか?って聞かれる。うん、とかそうだね、とか美味しいとかいうと、もっと表現して!って言われる。」と。まったく男女逆転したような。
「九節坂」用の螺鈿の皿はどれがいいか、友人の旦那さんからメッセージが来てた。九節坂って料理も初めて聞いたし、それ用の皿は韓国の家にはだいたいあるらしい。野菜や肉を細かく千切りにし、薄く焼いた麦の生地で包む料理。具材を入れるケースの位置も決まっているんだって。
漆塗りで(たぶん)螺鈿細工の豪華なもの。一番豪華な右上のになったらしい。南大門で2万円くらい。なんで九?八角形だしと思ったら、中央の部分を合わせると9個に分かれている。
そういうのを見てその国の文化はちょっと行った旅行者では知り得ないことがあるなと思ったり。日本のおせちとかだってまさか、ダジャレだとは思われないだろうなぁと。よろ昆布、とかめで鯛とか。
オーストリア行ったらこの料理作ってくれるって。(旦那さんが)
オーストリアではマスターとかドクターとかが重要で、ホテルとかでもミセス○○ではなく、マスター○○とか呼ばれて奇妙なことだとか。
役所はオンライン化されてなく全てファイルで保存で、しょっちゅう間違うし、帰国していてオーストリアいないときのスピード違反の罰金を請求されるとか。そのときオーストリアにいなかったっていってるのにとかいうやりとりが三週間続いたとか。そしてあやまらないとか。
フィンランドの留学は学費がいらなくて大学院の生活費も奨学金で行けたが、EU以外からの学生は2012年から学費がかかるようになってしまったとか。でもまだノルウエーはいけるとか。
そんないろんな国の話を聞くとそれもまた旅行気分。